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SEOキーワードの選び方がコンテンツSEOのCVR上昇のポイントになる

SEO対策

オウンドメディアによるSEO対策で最も大切になってくるのがキーワード設定です。適切なキーワードを選ぶことが、Google検索の上位表示と自社のCVにつながります。
最近は、使いやすく、無料もしくは安価なSEOツール、キーワードツールもあるので、初心者でもキーワード設定しやすくなりましたが、ツールを使っているのになかなか上手くいかないという人も多いのではないでしょうか。
今回は、SEO対策におけるキーワード設定のコツを、要点をかいつまんでわかりやすく解説していきます。

オウンドメディアとコンテンツSEO

オウンドメディアとは、自社で運営しているメディアのことです。Webメディアに限らず、紙媒体など自社で運営しているメディアであればオウンドメディアになります。

SEO対策を目的にしたオウンドメディア運営は、本来コンテンツSEOの一種です。最近は、オウンドメディア=コンテンツSEO(SEO対策に重き多くメディア)と考えることが一般的なため、あまり深く考える必要はありませんが、メディア運営の目的やペルソナ設定のタイミングで方向性がずれてしまう可能性があります。

SEO対策(オーガニック流入)とブランディングの両方が狙えるのがオウンドメディアのメリットではありますが、どちらに重きを置くのかは必ずはっきりさせておきましょう。はっきりさせておかないと、CVRにも関係してきます。

SEOに強いキーワードの選び方とテーマ設定

オウンドメディアの記事の書き方に決まりがあるわけではありませんが、SEO対策に置いては「1記事に対して、キーワードとテーマはそれぞれ1つ」というのが基本です。キーワードをひとつに設定し、キーワードに関するサジェストワードや共起語を洗い出し、構成や本文に盛り込むことになります。ただし、「石けん」も「石けん おすすめ」も、どちらも「1つのキーワード」と見なされます。

オウンドメディアのテーマや自社商品、自社が発信したい情報をもとに、テーマやキーワードをキーワードツールを使いながら絞り込んでいくのが、一般的なSEOキーワードの選び方になりますが、選ぶときは以下のポイントも意識しましょう。

ペルソナ(ターゲット)

ペルソナ設定、ターゲット設定は、オウンドメディアの基本です。年齢、性別、職業、年収、居住エリア、趣味などをできるだけ詳細に設定することで、キーワードもより適切なものを設定しやすくなります。

このとき、顕在顧客(ユーザー)と潜在顧客(ユーザー)のどちらを狙うかも決めておき、ターゲットが自社の商品やサービスを連想しやすいキーワードを選ぶことを心がけましょう。

CV

CVは、SEO対策、キーワード設定で重要なポイントでありながら、見落とされがちです。購買がCVなら商品やサービスを買いたくなる、購買意欲をかきたてるキーワードを、資料請求やお問い合わせがCVなら、好奇心や興味をかきたてるキーワードを選ぶのがポイントです。CVを意識することで構成やストーリー運び、コンテンツの質も変わってきます。

検索ボリューム

検索ボリュームとは、月間でどの程度検索されているかを数値化したものです。Googleキーワードプランナーなど、さまざまなSEOツールで調べることができます。

キーワードは、検索ボリュームによりビッグワード、ミドルワード、スモールワード(ロングテールワード)に分けられます(状況や考え方によって基準は多少変わります)。

ビッグワード
  • 検索ボリューム:1万以上
  • 単体、もしくは2語で構成されるキーワード
  • 検索上位がとれれば多くの流入、CVが期待できる反面、強豪が多くCVしにくい
ミドルワード
  • 検索ボリューム:1千以上1万未満
  • おもに2語で構成されるキーワード
  • 1千〜2千のボリュームであれば初期のうちでもCVしやすく、ある程度の流入数が期待できる
  • 最近はSEOツールの影響で競合が多いため、ミドルワード単独だとうまくCVしないことも多い
スモールワード(ロングテールワード)
  • 検索ボリューム:100〜1千以下
  • 2語〜3語以上で構成されるキーワード
  • 流入数は少ないが、初期のうちでもCVしやすく、狙いやすい
  • 最近は100以下でも高確率でCVが狙える場合は有効とされることが多い
  • 確実に上位を狙える施策が必要であり、似た構成のキーワードが増えるため、類似コンテンツにならないように注意が必要

以前はミドルワード中心の戦略が主流でしたが、最近はSEOツールを使用する企業が増えたことで、ミドルワードのCVも難しくなってきています。メディア立ち上げ初期やCV数が少ないうちは、スモールワールドで確実にCVを積み重ねていき、スモールワールドとミドルワードを関連付けながらさらにCV数を増やすことをおすすめします。

検索クエリの種類(クエリタイプ)

検索クエリとは、検索窓に入力した語句のことで、キーワードとほぼ同義と思ってかまいません。検索クエリの種類(クエリタイプ)とは、ユーザーがどのような目的や感情で検索しているかを以下のように分類したものです。

Knowクエリ(情報収集型)
  • 情報収集など、何かを知りたいユーザーが使うキーワード
  • とりあえず調べてみたという層が多い
  • 購買に直結しないので、購買がCVのコンテンツには向かない
  • 検索の大半はKnowクエリのため、コンテンツSEOでは重視される
  • 価格、レシピ、ノウハウなども含まれるため、CVにつなげられる可能性はある
Doクエリ(取引型)
  • 購買、ダウンロード、資料請求などユーザーが何らかの行動を起こすために使うキーワード
  • CVに直結するため、非常に重要になる
  • 狙っていきたいキーワードだが競合も多い
  • 行動に直結する、連想しやすいキーワード設定が大切
Goクエリ(案内型)
  • 何かをしたい、探したいというユーザーが利用するキーワード
  • 施設名や店舗名、会社名などが代表的
  • Amazon、楽天などショッピングサイトなどもGoクエリ
  • Doクエリよりも行動意図が明確
  • 事例紹介、比較ページなどに用いられやすい
Buyクエリ(取引型の一種)
  • 特定の商品を買いたいというユーザーが利用するキーワード
  • 商品名、サービス名、ショッピングサイト名が含まれるキーワード
  • 行動意図がより明確なキーワード
  • リスティングや広告などで使いやすい

選んだキーワードがどのクエリタイプか、どのクエリタイプのキーワードを選ぶかで、記事の構成や内容が大きく変わってきます。自社の目標、メディアやコンテンツのCVをもとに、適切なクエリタイプを選びましょう。

SEOツールは便利だがSERPが重要|必ず検索調査する

SEOツールは、多くの企業からリリースされています。改良が進められ、独自の機能を持ったツールが増えてきているので、効率化には役立ちます。しかし、最近はどの企業もSEOツールを使っているので、SEOツールに頼るだけでは検索上位は勝ち取れません。検索上位を獲得する競合は、SEOツール+独自の対策を講じています。

S競合に勝つためにも、ユーザーに届くコンテンツにするためにも、SERP(検索画面)は必ず独自細かく調査しましょう。SEOツールで、ユーザーの傾向を大まかに洗い出し、どのデータをもとにSERPで詳細な調査をすることがポイントです。

SERPを調査するときのポイント

  • ユーザーの検索動向
  • Googleの評価の傾向
  • 競合の施策、コンテンツ構成の傾向
  • 自社のCVとの関連性

まとめ|ユーザー傾向、検索ボリューム、クエリタイプをきちんと考慮し、細やかな独自調査を

オウンドメディアを使ったコンテンツSEOにおいて、キーワード設定は最も重要です。SEOツールを使うことで効率化できますが、頼り切ってしまうと競合と似通った施策になってしまい、検索上位を獲得することはできません。SEOツールはあくまでも「おおまかな情報」と考え、必ずSERP(検索画面)を調査し、CVに適していて、競合と差が付けられるキーワードを選ぶようにしてください。

また、キーワード設定には、クエリタイプや検索ボリュームも重要になってきます。クエリタイプがCVとあわなかったり、立ち上げ初期のうちにビッグワードを狙ってしまうことは、コストの無駄であり、CVにもつながりません。キーワード選ぶときは、クエリタイプと検索ボリュームも考慮しましょう。

マーケグロースがオウンドメディアを作るときにお役に立てること

チーム・マーケグロースは、オウンドメディア運用とSEO対策の専門家であり、SEOライティングが得意です。コンテンツごとのキーワード設定から月間〜年間のキーワードプランの提案もできます。
オウンドメディアを利用したマネタイズの実績もあるため、SEOライティングからマネタイズまでつなげる「CVストーリーの作成」にもお力になれます。

「オウンドメディアにあわせたキーワード設定やコンテンツ作成の指示書・計画書を作って欲しい」「キーワードにあわせたコンテンツ作りのアドバイスをして惜しい」「キーワードの再設定やキーワード変更にあわせたリライト、htmlマークアップ改修、内部構造改修をして欲しい」など、御社の状況にあわせたお手伝いも可能です。
まずは、御社のHPや商品・サービスをチェックしたり、悩みをお聞きすることで見えてくる施策もあるはずです。御社の成長=グロースのために、ぜひお気軽にご相談ください。

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