カバレッジとは、本来は網羅率と訳されるソフトウェア開発などで使われる用語。SEO対策においては、インデックス カバレッジを指し、Google Search Consoleのインデックス状況レポート機能のこと。
カバレッジの意味・概要
カバレッジとは、本来はソフトウェア開発などで使われる用語です。網羅率という意味であり、ソフトウェアのプログラム全体におけるテストの終了率、実行できるテストの終了率などを表します。
SEO対策においては、Google Search Consoleの「インデックス カバレッジ」を指すことが多いです。インデックス カバレッジ(カバレッジ)では、Googleにインデックスされているかどうか、Googleにインデックスされるにあたり、エラーなどの問題が発生していないかを確認できます。
カバレッジの目的・重要性
カバレッジは、Googleに正しく、迅速にインデックスされるために欠かせない機能です。Webページごとのエラーを確認したり、認識されていないWebページにインデックス登録を依頼したりなど、SEO対策やWebサイト運用において非常に重要になってきます。
クロール済みインデックス未登録であれば、今後インデックス登録される可能性がありますが、カバレッジで以下のステータスを確認し、修正をしなければインデックスされることはありません。
non indexタグなどで、意図的にやっているものであれば問題ありませんが、オーガニック流入を狙っているWebページの場合は、すぐに修正をしましょう。
カバレッジのステータス
- エラー
- Webページがインデックスされていない状態。サーバーエラー、リダイレクトエラーなど、エラーの状態を確認し、修正する必要がある
- 有効(警告あり)
- インデックスはされているが、何らかの理由で狙っている状態のWebページになっていない可能性がある(robots.txtなどが影響していることが多い)
- 有効
- Webページに問題がなく、正常にインデックスされている状態
- 除外
- 意図してインデックスさせていない状態。non indexタグ、リダイレクト設定など。Webサイトの設定で間違って除外されている場合もあるので、必ず確認が必要
カバレッジの実践・達成のポイント
「カバレッジの異常はWebページだけでなく、Webサイト全体に影響する。エラーはすぐに対応が必要」
ポイントをさらに深層化・目視化すると…
カバレッジの異常が多いと、該当のWebページがインデックスされないだけでなく、Webサイト全体にも影響し、検索表示されにくくなることがあります。カバレッジエラーはアラート通知がありますので、気づいたらすぐに対応し、「修正を検証」ボタンで再検証してもらいましょう。
また、non indexタグなど、狙って除外していないWebページが除外カテゴリにある場合も、すぐに対処することが大切です。
カバレッジ エラーの種類
- サーバーエラー(5xxエラー)
- 「サーバーエラー(5xx)」と表示。phpやCGIプログラムなど、Webサイトの内部に原因がある場合が多い
- 404 エラー
- 「送信された URL はソフト 404 エラーのようです」と表示。存在していないWebページであるのに、「存在している」というステータスが返される状態(ソフト404エラー)。Googleのクロール数には限界があるため、無駄なクロールが増える原因であり、Webサイト全体の評価が落ちる原因になる
- robots.txtの影響
- 「送信された URL が robots.txt によってブロックされました」と表示。robots.txtとは、インデックスしてほしくないWebページをGoogleのクローラーに伝えるもの。なんらかの理由で該当のWebページへのアクセスをクローラーがブロックしていて、インデックスできない状態
カバレッジ 除外ステータス
- 代替ページ
- 「代替ページ(適切な canonical タグあり)」と表示。狙ってcanonicalタグを使用しているなら問題はない。狙っていないのであれば修正が必要
- ページの重複
- canonicalタグを使用していないので、Googleから重複しているWebページと認識されている。該当のWebページの削除、canonicalタグの設定が必要
- クロールエラー
- 該当のWebページをクロールしたときにエラーが発生している状態。Google Search ConsoleのURL検査でボットが該当のWebページにアクセスできているかを確認し、問題があれば修正する
マーケグロースがカバレッジに関するCV達成のためにできること
- Google Search Consoleの運用代行
- カバレッジエラー対策も含めたSEO対策
- オウンドメディアの作成、運用
上記以外にも、マーケティングにおいてさまざまな支援が可能です。まずは、御社のHPや商品・サービスをチェックすることで、見えてくることもあるはずです。御社の成長=グロースのために、ぜひご検討ください。
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